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Ibn Al-Muqaffa Kalila Wa Dimna カリーラとディ

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『Ibn Al-Muqaffa Kalila Wa Dimna カリーラとディ』はセカイモンで758d1270から出品され、45の入札を集めて01月19日 16時 52分に、1950円で落札されました。即決価格は1950円でした。決済方法はに対応。石川県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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1965年にベイルートのハヤート書店（Dar Maktabat Al-Hayat）から出版されたイブヌ・ル・ムカッファ（Ibn Al-Muqaffa’：721～757）の「Kalila Wa Dimna（カリーラとディムナ）」(アラビア語）です。

ササーン朝ペルシャのホスロー1世の命でインドから持ち帰られた動物寓話「パンチャタントラ」に源をもつ中世ペルシャ語の動物寓話を8世紀中頃ムカッファが「カリーラとディムナ」としてアラビア語に翻訳したもので、アラビア文学最古の散文としてそしてその明晰さ、流暢さでアラビア語散文の規範となっています。
書名「カリーラとディムナ」は「パンチャタントラ」の初めに登場するカラタカとダマタカという2頭の豹に由来するようで、ムカッファのアラビア語訳に先立ち570年頃にシリア語に訳出されたものは「カリーラグとディムナグ」という名になっており、そこから「グ」が落ちたようです。

本書は、挿絵がありこの種の本には珍しく母音記号が付されていることから子供向けの本かなと思っていたのですが、序文にハヤート書店は幾つもの写本を参照し正真正銘の「カリーラとディムナ」になるよう努めたとあります。因みに数年前にシリア語を勉強していた時に「カリーラグとディムナグ」の「ジュズカケ鳩とネズミとガゼルとカラス」の話の中でネズミが語った身の上話がテキストにあったので、本書と菊池淑子さんの訳で東洋文庫から出版されている「カリーラとディムナ」の該当部分を比較しながら読んでみましたが差異は殆どありませんでした。　

出品の本は1975年にベイルートで中古本として購入したもので、経年によるシミ、汚れ、傷み等が表紙・裏表紙・小口等に目立ちますが（画像1～4、16～20）本文は然程でもありません。表紙の書名（画像1）は印刷ではなくボールペンで書かれています。背表紙の書名（画像3）は購入後当方が書いたものです。中表紙には印鑑が押印されていますが発送時には消印します（画像4）。書き込み、マーカーが若干（画像6、11、12、14、15）あります。

本のサイズ：縦23.5㎝、横17.0㎝、厚さ2.6㎝重量：700ℊ
頁数：408頁

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